発表会、終わりました。
直前に怪我で出られなくなってしまい、悔しい思いをした子がいたり。練習しすぎて体を痛めて、リハで踊れなくなっちゃった子がいたり。それでもみんな仕事も忙しい中、一生懸命練習して、なんならプライベートもめちゃくちゃ充実させながらこの舞台を踊りきることができました。
まずはそのことに、心からのおめでとうを贈りたい気持ちです。
さらに言えばレッスンでもリハーサルでもどうしてもできなかったことが本番だけできた...!! なミラクルも起こりました。不安がいっぱいかと思いきや、ノリノリ笑顔で踊っていました。ツッコミ入れたくなりました。(なんでやねん!)
やっぱり舞台で踊るとみんな化けるというか、ああ、こんな顔して踊れるんだ、この子は、とか、振り付けを自分なりにちゃんと昇華してたりとか、普段は見られない姿ばかり。逆に考えるとそんな輝きを私はレッスンで何ひとつ引き出せてあげられてなかったんですね。先生も生徒も学びあい、今ようやくみんなで足並みそろえて次のステップに向かえそうです。
そして合同発表会を二つ返事で快諾してくれたゆいさん。
今までは自分が踊ることしか考えてこなかった二人、人が踊れるようにするということがどんなに大変なことか...ひとりでは無理だったかもしれない、お互い未熟者だけど二人合わさって会をなんとか形にすることができました。パレハで作ったシギリージャ、日の目を見ないままでした(笑)すごく真面目に合わせをして、振り付けまで完成させたのに直前で気が変わってお互いソロを踊ったのでした。別の機会のとっておきということで☆
フィナーレでなんと、ハッピーバースデーのサプライズしてもらいました。
ゆいさんが影で企画してくれてたみたいだけど、実はバレちゃってたのは秘密。
最後、生徒さんからお花を頂きました。
発表会はひとつの目標だけど、ゴールではない、と思う。
発表会が終わって、振り付けを忘れちゃって、あとは思い出だけ残る、のでは意味がない気がする。
振り付けなんて忘れてもいいし、もともと完璧にできなくてもいいと思ってる。でも例えば発表会に向けて練習がんばってたときに疑問に思ったこととか、本番でできたりできなかったりしたこととか、何かが自分の中に残って次への原動力になればいいなと。コンチャ・バルガスがしきりに「フラメンコは不完全なものだから(Es imperfecto!!!)」と言ってたのを思い出す。生き物だから。ギターと歌と踊りがそろった環境を、そこに生じるコミュニケーションを、発表会で体感できたことが財産なんじゃないかな。
長い道のりだ🍀
コメントをお書きください