踊り手アントニオ・カナーレスの主宰で、5月1,2日にFLAMENCO VACUNA FEST(フラメンコ・バクーナ・フェスト)というイベントが行われていました。
内容は、総勢30名弱のアーティストが、数珠繋ぎで自宅からインスタ生ライブを配信するというもの。スペインのフェスティバルでもめったに揃わないようなビッグネームばかりです。タイトル"VACUNA=ワクチン"にあるように、コロナウイルスに対するワクチンが早く開発できるようにと、寄付集めの大義名分がありました。
スペインでの感染の勢いは日本をあっという間に抜き去り、今ではヨーロッパでいちばん感染者の多い国となってしまっています。緊急事態宣言が出されてから一ヶ月以上も自宅から出られない状況、今でも続いています。
もちろんアーティストたち自身、仕事ができる状況ではありません。
それでもこのようなアイデアを実行に移したこと。
イニシアチブを取ったアントニオ・カナーレスも、それに追随したアーティストたちみなさん素晴らしいと思いました。
動機はもちろんだし、各自のライブ配信内容も素晴らしかった。特にアデラ・カンパージョの配信では泣けました。
うまくは言えませんがとにかく感動しました。
そして、決して他人事ではいけないなと思いました。
仕事ができない、生活ができない、もちろん大切なことですが人類とか地球規模で自分に何ができるか、ちゃんと考えないと。
日本では(幸せなことに)「このままでは本当にヤバイ!」という状況にはまだなっていません。
それに対してスペインからの声は生々しいです。
でも日本の近い未来かもしれません。
「人間」としてできること
「アーティスト」としてできること
きっと何かありますね。
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