5月も後半に突入。
緊急事態宣言がいろんな都市で解除されましたね。私の住む横浜ではまだ宣言解除には至っていませんが、ようやく自由への兆しが見えてきました。
レッスンもずっとお休みの状態ですが、生徒さんから「教室再開したら絶対行きます」との温かい声をもらいました。こういった励ましにはとても心救われる思いです・・・ありがとう!
各スタジオも再開に向けて動いているようですので
6月からまた始められるかもしれません☆
さて、今日は家でのフラメンコの練習について書きたいと思います。
stay homeでスタジオに行けなくなり。自主練できず困っている人は多いと思います。
家の中で裸足で踊る人
家用コンパネを通販で買った人
家の中に仮設練習場を作っちゃった人(←一軒家なら可能かも・・・^^;)
わたしの周りはこんなかんじで対処してる人が多いです。
家用コンパネ・・・たまにフェイスブック広告で流れてきます。音吸収してくれるってことですかねぇ。
家の中でも踊りの練習できなくもないですが、
私は潔く室内練あきらめました。
( ´_ゝ`)ゞ
代わりにカンテの練習をしています。
これ、めーっちゃオススメです!笑
せっかく時間があるので、ひとつの歌とじっくり向き合ってみるんです。
歌詞を覚える、音程を正す、というのから
さらにもう一段階掘り下げてみる。
コンパスへの入れ方、pellizco(ペジスコ、こぶし?アクセントのようなこと)まで、そっくりそのままマネしてみるんです。
踊りで言うと、振付をただ覚えるだけでなく、detalle(デタジェ、細部の粋さ・こだわり)まで学び取ろうとすることに似ています。
そっくりそのままモノマネ、で何が分かるかと言うと
それまでの自分の学びの甘さです。
「踊り手でもカンテを学ぶことは重要」はフラメンコ界の常識、
自分も分かったつもりでいくらか独学で歌を覚えてきましたが
所詮、表面の「カンテっぽいところ」をすくい取ったにすぎなかったんです。
カンタオールと重ねて歌ってみようとすると、
予期しない箇所に言葉を入れ込んでいたり。
コンパスの、こんなところで!って驚かされます。
コンパスを自在に操っている。なおかつそこには
エネルギーの強弱(=ペジスコ)が圧倒的な存在感で与えられ続けています。
ああ!Ole!
どうして今までこれを無視してこられたんだろう、って不思議なくらい衝撃を受けました。
その曲のコンパスの中での遊びと、エネルギーの強弱。これが分かってないと踊れないじゃないかー
よく言われる「踊りの前にカンテ、コンパスを学ぶことの方が大事」。これの意味が、今になってやっと分かり始めた気がします・・・
私がアホだから、気が付かなかっただけかな?
もしかしたら世界の常識で、今さら言うまでもなかったらごめんなさい。
もちろん歌はヘタなので人様に聴かせるとかはできないですが、
新しい着眼点でカンテを学べるようになってワクワクしています☆
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