6月に入り、少しずつですが教室も再開できるところが多く、フラメンコ界の活気も少しばかり戻ってきました。
ただライブハウスに関しては、もうしばらく我慢が必要です(ノ´ω`・。)
7月から再開に望みをかけて、動き出しているタブラオ(ライブハウス)が多いかな、という印象です。ありがたいことにいくつか出演のお話も頂いてます。
自粛の間に、悲しいニュースもありました。
スペインの老舗タブラオ、カサ・パタスの閉店です。
マドリードにある、歴史あるタブラオで、多くの著名アーティストたちがそのステージに立ってきました。主に観光客向けのステージではありますが、カサ・パタスに呼ばれるのはアーティストにとってすごい名誉だったそうです。
私、じつはまだカサ・パタス行けてなかったのです。。
ビデオがたくさんYouTubeに上がってるので、お気に入りを見つけては保存して、勉強して、とってもお世話になってきました。残念です。
いちど生で観たかったな。
日本でも赤坂のタブラオ、ノベンバー・イレブンスが閉店してしまいました。
フラメンコ人にとって、やはりライブは大事です。
同じ身体を動かすのでも、スタジオでは味わえない仲間との即興や高揚感。
「生きてる」ってかんじがします。
これはフラメンコ以外でも同じですが、いざ自粛が解除されたときに、お店が何も残っていないというのはいちばん悲しい状況ではないでしょうか。
大切なものは、自分で守ってあげないと、と気づかされました。
一方で新しい生活様式?を模索する動きもたくさんあります。
フェイスブックやインスタで自宅からライブ配信をしたり。
無料動画が公開されてたり。
タブラオの協力もあって、ライブ映像の生配信なんかもできるようになりました。お客さんがライブハウスに行くことはできませんが、自宅で生の映像を楽しむことができます。私も6月中に、ライブ配信を計画中です。お客さんのいない舞台って、どんなかんじだろう・・・今からドキドキです。
それからオンラインレッスン。
踊りは、時差があったり困難もあるので、私の教室ではお話会&ブレリア少し、という集まりをやりました。「話す」ということは意外と大事なのに、普段はついつい忘れがち。生徒さんに伝えたいことを整理する、いい機会でもありました。
そして、スペインからのオンラインレッスン。
私は大好きなルイス・ペーニャの歌クラスを受けています。
今までは2年に一回とか、スペインに行かないと教えてもらえなかったのが毎週のように画面上で会えるようになりました。
なんだか急にスペインとの距離が縮まったような、良い側面もあるのかなと感じます。
もうしばらくは、困難とのお付き合いですが。
楽しく前向きに過ごしていけますように☆
カサパタスのシリーズでいちばん観たかも。
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