早口言葉みたいな!ピティンゴのブレリア

こんにちは。カンテ(歌)大好き、みのもはるかです。

歌うのも好きですし、レトラ(歌詞、もちろんスペイン語)を研究してみるのも大好きです。翻訳とか昔から好きなんです。

 

 

さて、このコロナ禍の間にオンラインで楽しめるフラメンコが世界的に広がりましたので、日々その恩恵に与っています(´∀`艸)

 

今朝もファルキートがインスタグラムで公開している「Lenguaje Flamenco」を見ていました。フラメンコ界の王子様、誰もが尊敬するファルキートが毎回ゲストをビデオ通話に招待し、ゲストの人生に触れながらフラメンコについて熱いトークをするという企画です。(気になる方は@jmfarruquitoフォローしてご覧下さい)

 

 

今回のゲストはPitingo(ピティンゴ)でした!

 

昔、その甘いボイスにすっかり惚れ込みピティンゴの曲ばっかりリピートしていたことがあります。(もちろん今も大好き)

母がヒターナ、父が非ヒターノ(スペイン人)の、混血だそうです。芸名Pitingoはcaló(カロー、ヒターノ語)から来ており、スペイン語ではPresumido(プレスミード、うぬぼれ屋)の意。対談でも触れられていましたが、ソウルやゴスペルなどラテンアメリカ音楽とフラメンコを融合させた芸風は唯一無二です。

 

ちょっと裏声を使う歌唱法とか。

独特の甘い声とか。癒されます。

 

昔は落ち込んだ時、リラックスしたい時などに決まってピティンゴを聴いていました・・・日本にコンサートツアーで来ないかなぁ。

 

 

というふうに、朝からピティンゴ愛を思い出していたのです。

そこで、彼の曲を何かブログでご紹介しようかなぁと。好きな曲はたくさんありますが、その中でも

「・・・?!なんて言ってるの!」

とスペイン語学習初期だった私をプチパニックにさせた、個人的に忘れられない曲をご紹介したいと思います。

 

 

アルバム「SOULERÍA(ソウレリーア)」に収録されている「Familia Habichuela(ファミリア・アビチュエラ)」という曲の、サビ部分。

 

Cómo quieres que te quiera

Si quien quiero que me quiera

No me quiere como quiero

Que me quiera

 

No pretendas que te quiera

Si quien quiero que me quiera

No me quiere como quiero

Que me quiera

 

 

似たような単語の羅列、まるで早口言葉です。

さらにスペイン語学習されている方なら、この文法の複雑さに^^;?!となることでしょう。一度スペイン人に「これ何て言ってるか教えて」と頼んだら「分からない」と断られたことがあります(笑)

 

 

一行ずつ直訳すると

 

 

どのように愛して欲しいというのだ

私が愛して欲しいと思っている人が

私が愛して欲しいように

愛してくれないというのに

 

愛させようとするな

私が愛して欲しいと思っている人が

私が愛して欲しいように

愛してくれないというのに

 

 

となります。

 

・・・

 

どこの国でも愛はギブアンドテイク、てことですかね

ヾ(●´v’)人(’v`○)ノ

 

 

最後に、ピティンゴの別の曲「Killing me softly with his song」のビデオクリップも貼っておきます。

 

じつはピティンゴの顔も好きだ(笑)