こんにちは、フラメンコ舞踊家みのもはるかです。
今日は以前紹介したJuanito Villar(フアニート・ビジャール)の歌うbulería(ブレリア)"Sueño Tantas Cosas Bellas"に日本語訳を付けてみたいと思います☆彡
以前の記事【聴き取ってみたシリーズ フアニート・ビジャール ブレリア】はこちら。
この曲、一度聴くと一日中脳内リピートになります。。。すごい中毒性。
日本語訳は詩っぽくはせず、なるべく直訳です
Amanecer en el campo
Amanecer en el mar
Amanecer es tan bello
Que amanecer es amar
野山で夜明けを迎える
海で夜明けを迎える
夜明けはこんなにも美しい
夜明けとは愛することだ
Sueño tantas cosas bellas
Que el despertar me da miedo
Sueño que por mi te mueres y sueño
Sueño que por ti me muero
私はこんなにも美しい夢を見るので
目覚めるのが怖い
私のために君が死ぬ夢を見る
君のために私が死ぬ夢を見る
Y sueño que soy prisionero
De un amor inmenso
Y sueño que soy un esclavo
Que vive pendiente sólo de tu beso
夢の中の私は囚人だ
測り知れない愛の
夢の中の私は奴隷だ
君のキスのみにとらわれて生きる
No quiero despertar
Es triste para mí
Vivir la realidad
目覚めたくない
私にとって悲しいから
現実を生きることは
Águila que va volando
Y en el pico lleva un hilo
Dármelo para cosérmelo
Que el corazón tengo herido
飛んでいく鷲は
嘴に糸を携えている
それをおくれ、縫うために
私の心が傷ついているから
Que el corazón tengo herido
Y la herida me duele
Está muy lejos de aquí
La que curármelo puede
私の心は傷ついている
そして傷は痛む
ここから遠くに居るのだ
私のそれを癒すことのできる女性は
全開のブログでも書きましたが、
もともとこれら一連の歌詞がひとつの歌というわけではないかもしれません。
フアニート・ビジャールさんが作詞作曲したのでもないと思います。
きっと古くから歌われているレトラたちなのでしょう・・・
それでも、ちょうど悲恋の物語みたいになっていますね。
何があったのかな?と、私は勝手に想像してしまいます
結ばれなかった仲なのかな、とか、女性が死んでしまって男性がひとり残されたのかな・・・とか。
私は歌へたっぴですがアフィシオナーダ(愛好家)として歌うのは好きです。
歌うときには、ただ歌うだけではだめで、歌詞の世界が目の前に広がっているかの如く歌え、というのが師匠からの教えです。
なかなか、こんなハードな恋愛経験をしたことがないので感情移入をしようにも、、なところですが^^;
でも意味を知っているだけでも、何かしらは違うかな。
将来、歳を重ねて人生経験豊かになればなるほど、共感できるものが増えて、その分表現力も増すのだと思います。
「年輪を刻む」、素敵なことだな~
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