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妊婦は踊っても良いのか?について

こんにちは、フラメンコ舞踊家みのもはるかです。

 

我が子を出産してから1ヶ月半が経ちました。産後の傷もようやく回復し、育児にも多少慣れ、少しずつ自分のことをする余裕が出てきました。

 

今も、子どもが静かに眠ってくれているので(笑)少し妊娠中のことを振り返りたいと思います。

妊婦は踊っても良いのか?について。

 

 

あくまでも私個人の経験&意見、そしてフラメンコというダンスジャンルに限った話ですが。妊娠中でも踊ることはできるし、母体の心と体の健康のためにとても良いと思いました。もちろん人によってつわりがひどかったり、腰痛などが出て無理がきかない方もいらっしゃると思うので、一概には言えませんが。私という、つわりゼロ、顕著な体調不良ほぼゼロ、な元気妊婦の一例として読んでくださいね。

 

 

以前もブログに書きましたが、妊娠が分かったばかりの頃は「どれくらいの量・期間、踊って良いのか?」が全く分かりませんでした。私にとってフラメンコは仕事であり、日々の楽しみであり、生活に欠かせないもの。けれど生まれてくる赤ちゃんの命と健康の重さにはかないませんから、無理だけはしたくありませんでした。

 

ダンスをされている方ならきっと、皆さん同じように悩むんだろうなぁと思います。

 

産婦人科の先生に相談しても「自己判断で」の一言。まあそうですよね。体は人それぞれ違うし、ダンスと一口に言ってもフラメンコとヒップホップとベリーダンスでは動き方も体にかかる負担も全く別物ですもんね。

 

 

フラメンコ界の女性は体が強い人が多いのか、先輩ダンサーに聞いてみると意外と「生まれる数日前までレッスンを続けた」とか「妊娠後期でもライブに出てた」という人が多かったです。

私もどちらかというとたくましいタイプ。ライブに出ることはありませんでしたが(ライブに必要な闘争本能?のようなものは妊娠により失われていきました笑)、踊ること自体に負担は感じず、レッスンも37週目まで続けていました。


もともと、踊りのスタイルがあまり激しくない、というのも大きかったかと。お腹が大きくなっても特に違和感なく、足打ちも出来ていました。

生徒さんもビックリ。「そのお腹でツラくないんですか?」

体重は全部で13キロほど増えてました。おコメの袋10キロを想像すると、ワ〜と思いますが、、自分の血肉?になっていると意外と平気なもの。


ただしこれも、臨月まで。

37週を超えると赤ちゃんも一気に大きくなります。私の場合は4キロ超えの大きめベイビーだったので、お腹の重いこと、重いこと…次第に歩くのさえ辛くなっていきました。

あとは、むくみですね。妊娠後期になると赤ちゃんに圧迫されて手足がむくんでくるのですが、9ヶ月の時点でシューズがパンパン。お腹の重みの限界より、むくみの限界のほうが先に来るかんじです。



妊娠は未知の世界で、知らない間に身体がどんどん変化していきます。つわり、むくみ、体重増加に加え、常に何らかの軽度な体調不良を抱えていることが多いと思います。けれどだからと言って、大好きなフラメンコを諦める必要はありませんでした。

繰り返しますが個人差はあります。けれども踊りをやっている方ならなおさら、自分の身体のことばを敏感に感じ取り、上手に健康的に踊りを続けられるのではないでしょうか。



「骨盤が丈夫なのね!」

と助産師さんに褒められました。4キロ超えビッグベビーを経膣分娩で産めたのも、腰痛一切ないのもきっと元気に踊ってたからだと思っています☆



38週のお腹。妊娠中はレッスン用に巻きスカートを愛用してました!
38週のお腹。妊娠中はレッスン用に巻きスカートを愛用してました!