コロナ禍で中止が続いていたルイス・ペーニャの来日ですが
今年はついに!念願叶い!!東京にやってきてくれました。
2019年に短期でスペインに行ったのが私にとって最後だったので、本人に会うのは実に4年ぶり。
今回はカンテ・コンパス・バイレ、と一コマずつしか受講できませんでしたが
どれも中身の濃い、濃厚な、魔法がかかったような、心ときめく時間でした。
ルイスのことは魔法使いだと思っています。
ティンカーベルのように、フラメンコエッセンスを振りまいてくれる。一方的に「何かを教える」のではなく、一緒に遊ぼうよ、と、「実際に飛んでみせてくれて、手をつないで誘ってくれる」かんじ・・・でしょうか。「ほらね、飛べたよ」みたいな(笑)
自分ひとりではまだ飛べなくても、ルイスと一緒ならふわりと飛べるから不思議です。
まずはフラメンコというコンセプトをaceptar(受け入れる)し、愛し、尊重し、学んでいく。そして周りとcompartir(共有)する。なんて単純そうで、難しいことでしょう。
来日最終日にはコンサートと、フィエスタの会、という幸せ二本立て。
ルイスは踊り手ではないのですが、この日はなんとカンティーニャスも踊ってみせてくれました。そのピュアさに、、鳥肌。バイレって本来こういうものだよね、と、今では失われつつあるエッセンス、yerbabuena(ミント)のようにフレッシュな薫りを漂わせながら、poquito y bueno(短く、粋に)で引き上げる彼、振る舞いのすべてがoleでした。
ブレリア・フェステーラ(歌って踊るスタイルのブレリア)は、言わずもがな、彼の真骨頂です。
重ねて嬉しかったのが、アフィシオン(愛好心)を共にし、共にスペインで勉強し遊び学んできたフラメンコに一途なひとたちと、久しぶりに会えて、たくさん話ができたこと!!
クラスでももちろん共に学びましたが、ライブを観に行ったり、フィエスタを求めて夜な夜な歩き回ったり、
誰かの家に集合してはフラメンコについて語り合ったり、もしくはただ一緒に遊んだり。
フラメンコな生活を生きる、うえで欠かせない存在である人たちです。
この人たちと歩いていると、深夜の高円寺もトリアナの景色に見えてくるから不思議^^;
またひとつ、忘れられない体験が出来ました。
もう来年の来日が待ち遠しい・・・!!!!!
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