2024/3/29"Taiwan Flamenca"
台湾より4人のダンサーを迎えて。
終了しました!!
4人のうち2人、ルーちゃんとチャチェンちゃんとはスペイン留学時代に知り合った友達です。
時を超え国境を越えて、まさか日本で共演できる日が来るとは・・・!!
とても嬉しかったです。
「あの時〇〇先生に習ったパソ(振付)、やってる?」
と聞くと
「ううん、やってない。習うのはとても楽しかったけど自分が踊るには少し感じがちがうし難しすぎるから」
なんて楽屋で話したり。ああ、みんな同じだなぁ~と。
スペインでたくさんの先生から教えを受けて。
それはもう、時間(とお金)の許す限り受けまくって。。
でもそれだけじゃダメで。
帰国して自分の中に落とし込めるもの、そうでないもの、
いろいろ試行錯誤して実践で試して
少しずつ本当の意味でcoger(受け取る)する。
外国人という超えられないジレンマを、きっと彼女たちも感じながら
たくさん観て聴いて踊って「フラメンコ」というアルテに近づこうとしているはずで
そこには日本とか台湾とか国境は無く、共通している
そしてみんな、性格がピュア。純真!!
(素直さや純真さ、謙虚さはフラメンコを学ぶのにとっても大事な性格なのでは?と私はすごく思っています)
開演前にギタリストのエミリオが楽屋に来て、私たちに教えてくれました。
「chicas(みんな)、フラメンコはいつの時代も"imperfecto(不完全なもの)"だったんだよ。"perfecto(完璧)"だったことなんて一度もない。
だから自分が練習してきた振付を、そのままそっくり"perfecto"に踊ろうとは思わないで。時にはそこにあるコンパスを受け入れて、improvisar(即興で、感性で踊る)することも必要なんだ。その上で、自分の振付を楽しんで!!」
エミリオやマヌエルみたいなマエストロ達と共演できる事は、もちろんすごく学びと経験を与えてくれますが
こうやってたまに語ってくれる、ちょっとしたひと言の中にとてつもなく大切なフラメンコの本質が詰まっていたりする。私たちはそれを、真摯に受け止めて、大事に心に仕舞っておく必要があると思っています。
また、一緒にやろうね~!!
と言ってお開きになりました☆
コメントをお書きください